【完】【短】初恋を教えてくれた顔も知らぬ君へ


「あっ、返されてる!」





2巻が返されていて急いで手に取る。



早く読みたい!



…今日は金髪くんいないんだな。



どうしてか、ふと思った。




期待に胸を膨らませて表紙を開く。


1ページずつ読み進めていく。



本を読んでいると自然と時間が経ってしまう。


きっと、その内容に入り込めるから。



私はその物語の主人公、または傍観者として入り込んでる。



目の前はもう、その物語の世界。



それが楽しくて、ついつい時間を忘れて読みすぎちゃうんだ。

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