【完】【短】初恋を教えてくれた顔も知らぬ君へ


だんだんと2人のルーティーンが決まってきた。



私が借りて、その1週間後に返却しに行く。


その2日後に返却された次の巻を借りに行く。




相手がいつ返しに来るのか見当もつくから、きっと図書室で待ってたら会える。



でも私達はそうしない。



顔を知らないからこそ、話せることがあるから。




それをお互い、感じているから。

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