【完】【短】初恋を教えてくれた顔も知らぬ君へ
『今もしんどいですか?
私は花粉症じゃないのでイマイチ辛さを実感できません…』
もし、本当にマリさんの辛さをわかってあげることが出来たら…もう少し近付けるのかな。
『私も同じような経験、あります。
キャラとかありますもんね…
でも、ここでなら私しか見ていないし本当のマリさんを出してくれて大丈夫です!』
少し性急すぎただろうか。
積極的すぎただろうか。
…でも、いい。
私も変わりたいから。
ちゃんと自分の気持ちが相手に言えるように、変わりたいから…
顔も知らないマリさん相手だからこそ出来る…逃げ、だとしても。