【完】【短】初恋を教えてくれた顔も知らぬ君へ
「アサリ〜!
まぁだ終わんないの?!」
「委員会なんだから仕方ねぇだろ」
「マジ図書委員とか何でなったのよ。絶対つまんないのに」
金髪くんのことをアサリ…と呼ぶのはこれまたチャラそうな…女の子。
同じような感じの人を数人連れている。
私とは一生関わりあわないんだろうなって思う。
図書委員…絶対楽しいと思うんだけどな。
私は勇気がなくて、クラスで手を挙げられなかったのが今でも悔やまれる。