[短]妄想少女A
「妄想話はうまく行ってますか〜?少女Aさん〜」

うっ

「学校でその名前呼ばないでくれるかな?まゆさん」

あたしは真優を軽く睨む。

妄想少女Aってのはあたしが小説を書くときの名前。

結構口コミとかで人気作家だったり


その名の通りあたしの小説は全てフィクション

出てくる人といえば…


「あ、楠木だ」

「もうその冗談はあき…」


教室のベランダから彼が見えた。


「まっ真優っっ」

あたしは口をぱくぱくさせながら真優をみた。
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