Haru Koi
~ 真実 ~
遠足も終わって残すところ文化祭だけになった高校生活。
もうすぐ文化祭だし遥哉に説明しに行こう
………
ピンポーン
…ガチャ
「咲菜、どうした急に」
「もうすぐ文化祭だから色々お話しにきちゃったよ~ん!」
「まあ、あがれよ。」
「おじゃまします」
うわぁ遥哉のお家なんて緊張する…
「適当に座ってて。飲み物持ってくるわ」
「うん!わかったありがとう。」
部屋には沢山の雑誌やDVDや本が置いてあった。きっと1人で見て勉強してるんだろうな。忘れた事をもう1度。
「お茶しかなかったわ。」
「全然いいよっ!」
「で、文化祭の話って?」
「文化祭は私とまわりましょう!決定ね!これ絶対だよ~」
「なんだ、それだけ?それなら初めからそのつも…あ、いや別に俺友達いねぇしお前に頼もうと思ってたんだよ」
「そ、そっか!そうだよね~!文化祭も楽しみだな~もう最後だから絶対盛り上げなくちゃね。遥哉との文化祭は初めてだから余計に楽しみだよ!」
「なあ、しんどくねぇ?」
「なにが?」
「お前が俺のために必死にやってる思い出作りだよ。俺は絶対またお前のことも忘れるのになんでこんな必死に。」
「好きだからだよ。ずっと、小さい時から遥哉の事がだいすきだから何があっても私は遥哉を助けたいの!」
「すきって…」
「あ、いやあの困らせるつもりはなくて…」
「ごめん。俺絶対恋人とか作れない」
「わかってるってばもう改めて言わないの」
「ごめん。ほんとありがとな。感謝してるよ咲菜には。」
大丈夫なのかな。私がやってる遥哉との思い出作りは遥哉にとって本当にいいものなのかな。遥哉がそんな悲しそうな顔をするから私わかんなくなってきちゃったよ。
「言ってなかったけど、俺記憶の消えるスピードが早まってきてるんだ。」
「え…」
「転校してきた日の事をあまり思い出せない。何をしたかどうか思い出せなくなってる」
「…」
また何も言えなかった。私が助けるって言ったのに。やっぱり何も言えなかった。
もうすぐ文化祭だし遥哉に説明しに行こう
………
ピンポーン
…ガチャ
「咲菜、どうした急に」
「もうすぐ文化祭だから色々お話しにきちゃったよ~ん!」
「まあ、あがれよ。」
「おじゃまします」
うわぁ遥哉のお家なんて緊張する…
「適当に座ってて。飲み物持ってくるわ」
「うん!わかったありがとう。」
部屋には沢山の雑誌やDVDや本が置いてあった。きっと1人で見て勉強してるんだろうな。忘れた事をもう1度。
「お茶しかなかったわ。」
「全然いいよっ!」
「で、文化祭の話って?」
「文化祭は私とまわりましょう!決定ね!これ絶対だよ~」
「なんだ、それだけ?それなら初めからそのつも…あ、いや別に俺友達いねぇしお前に頼もうと思ってたんだよ」
「そ、そっか!そうだよね~!文化祭も楽しみだな~もう最後だから絶対盛り上げなくちゃね。遥哉との文化祭は初めてだから余計に楽しみだよ!」
「なあ、しんどくねぇ?」
「なにが?」
「お前が俺のために必死にやってる思い出作りだよ。俺は絶対またお前のことも忘れるのになんでこんな必死に。」
「好きだからだよ。ずっと、小さい時から遥哉の事がだいすきだから何があっても私は遥哉を助けたいの!」
「すきって…」
「あ、いやあの困らせるつもりはなくて…」
「ごめん。俺絶対恋人とか作れない」
「わかってるってばもう改めて言わないの」
「ごめん。ほんとありがとな。感謝してるよ咲菜には。」
大丈夫なのかな。私がやってる遥哉との思い出作りは遥哉にとって本当にいいものなのかな。遥哉がそんな悲しそうな顔をするから私わかんなくなってきちゃったよ。
「言ってなかったけど、俺記憶の消えるスピードが早まってきてるんだ。」
「え…」
「転校してきた日の事をあまり思い出せない。何をしたかどうか思い出せなくなってる」
「…」
また何も言えなかった。私が助けるって言ったのに。やっぱり何も言えなかった。