あなたを好きにならないための三箇条

〜〜


『きゃはははは!』

高い笑い声がこだまする

ポチャンと水音を立てて落ちたのは
涙が
それとも
先ほどかけられた水か。

トイレの個室で冷めた地面を見つめながら
私は失望していた

あまりに残酷な世界に。

全てに。

『…誰か…助けて…』

そんなこと言ったって誰も助けてなんてくれないのに。

自業自得なのに。

〜〜

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