姉貴は俺のもの
気持ち悪い、陸っ。
陸っッ!!
ガムテープで塞がれた口の中は、嘔吐したもので濡れていて
髪の毛が目に入ったりして、男の顔はよく見えなかった。
どうして、私がっ
顔を上げさせられて、また自分の下半身に目を向けさせられた。
見たくない、やめてッ
嫌だという目で見ると、男はそれに気づいた
男は私の頬を逆撫でして、薄気味悪い笑顔を浮かべる
「 嫌じゃないだろ?
美奈帆ちゃんが可愛いのが悪いんだよ 」
…………?
「 あ、そうそう。
美奈帆ちゃんのお父さんが働いてる会社、
俺の親父が持つ会社の系列会社なんだ〜
だから抵抗しない方が身のためだよ 」
えッ??
涙は止まり、頭の中が真っ白になった。