姉貴は俺のもの
佐賀さん以外の幹部は、下へと降りていき
残りの人達は、各自の部屋に行ったりした。
「 陸の女は美人だぞーー 」
実質No.2である佐賀さんに、総長は楽しそうに話した。
「 やめてください、総長っ
俺の女ではないんですから 」
ただ…….
俺が一方的に美奈を好きになってるだけ
美奈からしたら、俺はたった一人の家族
「 しけた面すんじゃねぇ
お前らしくねぇな。 強くなったんだろ? 」
喧嘩は強くなったが、心はまだまだ だ。
総長の腕を肩に回されながら美奈がいる部屋の扉を開けた。
「 ……………美奈? 」
ベットにいたはずの美奈の姿が見えない
近寄って、布団を捲ったり
ベットの下に隠れていなかを確認したが……
いない。
「 総長 すみま、せんっ____
探してきます! 」
いつ
どうやってこの部屋から出て行ったんだ。
誰か見てるよなっ?
一階で止められてることを祈りながら、部屋を飛び出した。
「 佐賀、お前も行ってやれ 」
「 はい 」
部屋の扉が閉まる直前、総長の声が聞こえたと思ったら
佐賀さんが俺の後を追ってきた。