【続】ねぇ…先生。。
「ずっと零、泣いてたの
夜遅くにうちに来て
「しばらく…泊めて」
そう言ったきり何も言わなくて。
そしたら急に泣き出しちゃってさ。
「先生が…先生が…」
ってずっと言ってるからなんかあったのかな、と思って電話かけたの」
『悪ぃ…藍葉
お前には迷惑ばっかかけてるな』
零がまだ高校生の頃もそうだった。
俺と何かある度に泣いていた零を藍葉は慰めてくれて。
そして俺に説教をする。
生徒に説教されるって言うのはヘンな気がしたが助けられていることは事実で。
「もういいよ。
慣れたしね
それより…何があったの?」
俺はそう言われ話し始める。
亮二と零のこと
俺がヤキモチを妬いたこと
家を飛び出したこと
何もかも全部、洗いざらい藍葉に話した。