【続】ねぇ…先生。。
先生のキモチ
分からなかった。
先生が何を考えているのか
見えなかった。
先生が何を見ているのか
荷物を詰めながら涙を零す私はそんなことを考えていた。
先生がおかしくなったのは亮二と逢ってから。
ぼーっとすることが増えて
亮二の姿を見ると表情が引き締まる。
ヤキモチ妬いてくれてるのかなぁ…
最初はそれくらいにしか思っていなかった。
でも先生は怒っていた。
今日はバイトで、
亮二がバイト先まで送って行く
そう言ったけど私は断った。
ただ、先生は私の言葉を聞く前に出て行っちゃって。
追いかければよかったのに
涙が溢れて私は立ち上がることさえできなかった。
先生が何に怒っているのか分からなくて。
先生が何を見ているのか分からなくて。
先生に手紙を残し、
未来の家に押しかけた。