【続】ねぇ…先生。。




零…元気か?

ちゃんと大学…行ってる?



あ、でも今日は午後からしか講義ないんだっけ?


もう…泣いてないよな。

藍葉…いるもんな。


ごめんな…零



心の中でずっと零に呼びかけていた。

仕事なんて手につくワケがない。


他の先生に不審に見られていたかもしれない。

でもどうでもよかった。


そのうちに朝のホームルームから戻ってくる先生たち


俺は体を起こす。


でも何もアクションを起こさなかった。



今日は1時間目から授業がある。

そのあとは多分…午後からしか授業なかった気がする。


そうだな…うん。


1時間目の授業が終わったら
調理室へ行こう。


暖房がなくて寒いけど
でも、あそこなら独りになれる。



俺はそう心に決めて1時間目の授業へと向かった。






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