【続】ねぇ…先生。。
『黒板写せよ~』
超高速で黒板に字を書いた俺は席と席の間を歩いて行く。
なんだかものすごく疲れて1番後ろの席に座った。
座った途端に思い出す。
この席は教育実習に来た零が座っていた席だ。
無意識のうちに零を追ってる俺って…どうなの?
「秋ちゃん、顔が疲れてる」
後ろを向いた岩城に言われ。
その隣にいた生徒にも
「秋ちゃんの顔見てるとこっちまで疲れちゃうよ」
なんて言われ。
じゃあいいよ…
そんなこと言うなら
次の授業からサングラスしてマスクして授業やる。
それでいいんだろ…?
って、バカか、俺は。
「零先生と…なんかあったんでしょ?」
岩城は小声で俺に言う。
ふと思った。
岩城って藍葉と似てる。
どんなところが?
と、聞かれると困るけど似てる。
なんて言うか…オーラが似てる気がする