【続】ねぇ…先生。。





『お先、失礼します!!』


職員室を出る直前、俺はそう叫んで猛ダッシュで廊下を走る。



『こらぁー!

廊下は走るなぁー!
…って朝倉先生?!』


そんな伊藤先生の声が聞こえたが気にしない。

今日だけは許してください、伊藤先生



確か…今日、零バイトの日だよな?

零は貯金するためにコンビニでバイトをしている。


………ちょっと待てよ?


この時間ならまだ零はバイト中


ってことは、買いに行く時間…あるよな?



今の時刻 6時

一応ちゃんと今日の分の仕事は終わらせてこの時間


かなり頑張ってやった。



そして零のバイトが終わる時間が多分9時




行ける


これなら行ける



車に乗り込んだ俺はスピードを飛ばす。


よかった。

スーツ着てて。


そんなことに安堵して俺は信号を待っていた。









◆先生目線 終◆






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