【続】ねぇ…先生。。
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たまたま聞いてしまったあの会話を、私は忘れることができなかった。
校長室の中には先生と校長と教頭がいて。
話題は私と先生の関係の話だった。
伊藤ちゃんは応援する、と言ってくれたけど
そんな言葉はなんの効果ももたらさなかった。
私にはただ1つの選択肢
『別れ』
これ意外には何も浮かばなくて。
『もし事実なら西城零にも朝倉先生にもなんらかの処分を与えます。』
教頭は確かにそう言った。
先生は否定してたけど、
教頭が信じるワケない。
だから、だから私にはあの考えしか思い浮かばなくて。
自分が苦しむのも分かってた。
泣かずにはいられないことだって
先生を悲しませることだって
分かってた。
それでも、私はあの道を選んだ。