【続】ねぇ…先生。。
『何勝手な妄想してんだよ
いつ俺が離れてく、って言った??』
へ?と、言って顔を上げようとした私の顔は無理矢理先生の胸板に押しつけられてしまう。
『いいか?1回しか言わないぞ?
よーく聞いとけよ?
絶対、聞き逃すなよ?』
首を縦に動かす
そうすると先生の腕が私から離れる。
『今回のことで俺、よく分かったんだ。
零がいてくれない寂しさ。
家に零がいなくて。
おかえり、って言ってもらえなくて。
寂しかった。
だから…これからもずっと俺の隣にいてほしい』
先生はそう言うとポケットから何かを出す。
それは箱のようなもので。
『俺と…結婚してください』