【続】ねぇ…先生。。







「そんなに聞きたい??」


ニヤッと笑う水谷先生。

私はウンウンと頷く。


「じゃあ今日の放課後。

図書室の奥に来て?


待ってるよ」


水谷先生はそのまま教室へ入って行く。

今、何を約束したのか。


それは先生の話。

水谷先生は先生と同期で2人は結構仲がいい。


少し妬けるけど、水谷先生にはちゃんと婚約者がいる。

だから私はそこまで心配していない。



「あれ~?零先生??

すっごーい嬉しそうな顔してるけどなんかあった??」


さっきの席に座ると真希ちゃんが振り向いた。



「そう?全然そんなことないよ??」


と、必死でいつも通りを装うと思ったが私には演技力なんてものはなく、
自分でも顔がニヤけているのがよく分かる。



「じゃあ授業始めます」


水谷先生が声をかけると日直の子が号令をかける。



あ…そう言えば水谷先生の授業、初めて受けるんだ。







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