【続】ねぇ…先生。。
「この2人は私の幼なじみ!
悪いヤツじゃないから仲良くしてあげてね!!」
真希ちゃんが横から口を挟む。
そうすると
『なんで真希はんな偉そうなんだよ~』
と、晋太くんが言って真希ちゃんを小突く。
憲悟くんは無関心なのか何も言わない。
うーん…憲悟くんは冷めすぎじゃない?
「零先生って彼氏いるの??」
真希ちゃんは目をキラキラに輝かし私をまじまじと見つめる。
その質問には…正直に答えていいのだろうか?
と、迷っていると
『先生、困ってんだろーが
いいっすよ、答えなくて。』
憲悟くんが口を開いた。
まさかあの憲悟くんがそんなことを言ってくれるとは思わなくて。
案外…いい子なのかもしれない。
「あ、全然いいよ。
彼氏…いるよ?大学の人だけどね?」
さすがに相手はウソをつくしかない。
それ以外にどうしようもないからね。