【続】ねぇ…先生。。
イヤな予感
「イヤな予感がするんです…」
「どんな??」
「先生は岩城真希って知ってますか??」
そうすると水谷先生は頷く。
「あの子多分、好きなんです」
誰を、と言わなくても水谷先生は分かったらしい
「朝倉先生を…だよね?」
コクリと頷く。
ただの勘だけど、
こういうときの私の勘は大抵当たる。
当たらなくていいのに…
「私も…感じたことあったよ。
真希ちゃん、やけに朝倉先生と絡みたがるし」
でも、悪い子じゃないんだよね…
と、最後に水谷先生が漏らす。
そう、真希ちゃんは悪い子なんかじゃない。
すごく明るくて可愛い子
だから、余計に心配で。
「それでもって朝倉先生はそのことを知らない」
そう。そうなんです…
周りから見れば誰だって気づく。
でも当の本人はまったくもって気づいていない。
だから不安で仕方ない。