【続】ねぇ…先生。。
「もしかしてさ…好きなの?」
『え?零先生??』
「晋太くん、真希ちゃんのこと…好きなんでしょ?」
晋太くんの横に移動して小声で聞く。
『な、何言ってるんっすか?
そんなワケないですよ』
晋太くん、演技ヘタだよ
動揺しまくりなのがよく分かるし、
何より顔が真っ赤
そんなの『好きです』って言ってるとの同じだよ?
「晋太くん、告白は?
告白…しないの??」
そう言うと晋太くんは俯いた。
『アイツ…真希は俺のこと見てないですから。
秋ちゃんか、憲悟
どっちかですよ、真希の好きな人』
顔を上げた晋太くんは切なげで。
晋太くんのキモチを考えると胸が痛かった。
『零先生こそ、秋ちゃんが好きなクセに』
え?と、言って晋太くんを見るとニヤッと笑っていて。
『バレバレですよ』
と、大きな声で笑われてしまった。