【続】ねぇ…先生。。
『できた』
いつの間にかお皿に盛りつけまですませていた憲悟くん
憲悟くんと真希ちゃん、晋太くんはもう着席している
「零先生は食べないの?」
と、真希ちゃんが首を傾げ言う。
でも私は首を横に振る
「私、一応教育実習生だからね?」
遊びに来てるワケじゃない。
だから真希ちゃんたちと一緒にご飯食べてる場合じゃないんだ。
はぁ~…疲れた…
『コラコラ、教育実習生!
溜め息つかない!!』
壁にもたれかかっていると目の前には先生
ドキッと心臓が跳ねる。
「すいません」
頭を下げて私は他の班のところへ行こうとする
それなのに
『やけに晋太と楽しそうに話してたじゃないか、零ちゃん』
と、言う先生の声によって私の足の動きが止まる。
先生…やっぱり見てたんだ
でも、違うもん
そんなのじゃないから…!