【続】ねぇ…先生。。
「あれ?零先生…顔真っ赤だよ?
熱あるんじゃない??」
真希ちゃんは私の顔を覗き込む
そしてこの言葉に反応してしまったこの人
『あ、ホントだ
西城、ちょっと前髪上げるぞ?』
先生はそう言いながら私の髪の毛に触れる
これから先生が何をしようとしているか私には分かった。
だから首をブルブルと横に振り
「だだだだいじょうぶです!
問題ないですから!!!」
と、後ずさり。
晋太くんは相変わらず影で笑っているし
向かいの先生もニヤニヤと笑っているし
あぁ…最悪だ
そう言えば、朝の占いで今日の運勢…最悪だったような…
『なんでもないなら安心
それでよくないですか?』
からかわれている私を唯一庇ってくれたのは憲悟くん
憲悟くん…優しい!
なんてキミはいい子なんだ…
と、感動に浸る。