【続】ねぇ…先生。。
『お疲れ様!零先生!!』
『お疲れっす』
「お疲れー!!!」
授業の終わりのチャイムが鳴ると同時に教壇に集まる
晋太くん、憲悟くん、真希ちゃんの3人
「ふ~…緊張した…」
この3人の中にいると高校生に戻った気分になる。
「零先生、初めてとは思えないくらい上手だったよ!
字もキレイだしね!!」
真希ちゃんの言葉に嬉しくて飛び跳ねそうになる。
授業が終わった今でもまだ、ドキドキしている。
私…どんだけ緊張してるんだ?
って、今日だけであと3時間は私、授業やらないといけないんだ。
ここで気を抜いてる場合じゃない!
「ごめんね?職員室戻る!!」
3人に別れを告げて職員室に戻る。
でもその途中で
『西城先生!!』
と、聞き慣れた声。
後ろを向くと、案の定
「お兄ちゃん?」