【続】ねぇ…先生。。
『今日、初授業だったんだろ?』
廊下の隅で話を始める兄妹。
普通にヤバイね、うん。
「まあ…ね?」
と、あやふやな返事を返す。
『なんだよ~!
その自信なさげな返事は??』
こらぁ~と、お兄ちゃんに怒られる
でも私はあえてスルーする。
お兄ちゃんと一緒にいるところを見られたくない。
なんてお兄ちゃんに言ったら怒られるだろう。
「次も授業あるんだよね、私
だから行くね」
お兄ちゃんの待てよ、と言う声を無視する。
だって、刻一刻と次の授業に近づいてるんだよ?
お兄ちゃんと話してる場合じゃないもん!
なんて心の中で言い訳をしながら職員室に入る
「西城先生!!」
そすると水谷先生に呼ばれて。
早歩きで水谷先生の席へ行く。