【続】ねぇ…先生。。





「伊藤ちゃん!」


それぞれ談笑を楽しむ中、私は伊藤ちゃんに声をかける。



『西城?どうしたぁ??』



「もうすぐ同窓会あるじゃん?

伊藤ちゃんも来るんでしょ?」


あ!と、言った伊藤ちゃんはウンウンと頷くばかり




『当たり前だろ?

俺、担任だったワケだし』



『ちなみに副担の俺も行くよ?』


先生が横から口を挟む



「え?先生も来るの…??」


この私の言葉に先生は機嫌を悪くしたようで。



『なんだよ?零

俺に来てほしくないのか??』



「あ…そういう意味じゃ…」


今にもケンカになりそうな私たちの間に



『まあまあまあ!』


と、伊藤ちゃんが入ってくる。




『朝倉先生、そう熱くならないで下さいよ

西城だって悪気があったワケじゃないだろうし…』


なんとかケンカにはならずにすんだ。

けど家に帰ったらまた、気まずいなぁ…





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