【続】ねぇ…先生。。
『そんなお願い、聞いてあげられません。
俺を本気にさせた零先生がいけないんですから』
さっきから憲悟くんが何を言っているのか理解できない。
何?
本気とか…
「座って落ち着いて話し合お?」
と、言っているのに
『だからさっきから無理だ、って言ってるじゃないですか
もう少し…このままでいないと意味がない』
憲悟くんはそう言っていて。
もう、意味が分からない。
『岩城ぃ~!
なんだよ?お前…』
廊下からそんな声が聞こえる
「だって呼ばれたんだもん!
黙って着いてきて、秋ちゃん!!」
って…まずい。
今の声は…先生と真希ちゃんだ
こんな光景見られたら…
考えるだけで身震いする。
「………憲悟くんっ!!」
必死で抵抗する
でも憲悟くんはビクともしなくて。
修羅場だ…修羅場がやってくる…