【続】ねぇ…先生。。
『でも俺は…零先生が好きです
たった2週間だったけど、俺は本気でした』
けど、私の耳に憲悟くんの声は届いていなかった。
だって真希ちゃんが…
「先生…離して?
真希ちゃんが……」
先生にはそれだけで伝わったようで。
先生の腕から放たれた私は真希ちゃんのもとへ駆け寄る
どうやら私は大きな間違いを犯したみたい。
真希ちゃんの好きな人は先生じゃない。
…………憲悟くんだ
「…………零先生、いいね」
私が近づくと真希ちゃんは顔を上げてそう言った
「憲悟!」
真希ちゃんは顔を上げ、名前を呼ぶ
「私…あんたのこと、好き!!」
そう叫んだ真希ちゃんは教室を飛び出した