【続】ねぇ…先生。。
「憲悟くん!追いかけないの??」
突然の真希ちゃんからの告白に
憲悟くんはなんと言っていいか分からないらしく困ったような顔をしていた。
『でも俺は…「私、そういう人キライ」
憲悟くんの言葉を途中で遮る
「何が大切なのか分かってるんでしょ?
私はもう、今日でいなくなる。
けど、真希ちゃんは違うでしょ?
憲悟くんなら分かってる
自分がどうしなきゃならないのか、
ってことも
真希ちゃんのキモチが中途半端じゃない、
ってことも」
私の言葉を聞き終えた憲悟くんは真希ちゃんと同じように教室を飛び出した
『やっと…終わったか』
苦笑いの先生はイスに座る
私もその横に座った
『零ちゃん、キミはやっぱり隙がありすぎだ
何高校生に抱きしめられてるんだよ?』
不機嫌な顔をする先生
先生…もしかして妬いてるの??
そう考えるとニヤけずにはいられなくて。
『ニヤけてんじゃねぇーよ』
先生に怒られてしまった