【続】ねぇ…先生。。
後編【ライバル出現】
お迎え
◆先生目線◆
『お先です』
最近にしては珍しく仕事が早く終わる
さて…どうしようか
チラッと時計に視線を走らせるとちょうど、大学が終わる時間だ
俺は車に乗り込むと零の通っている大学へ向かった
教育実習が終わった零の生活は元に戻った。
俺は相変わらずだけど。
でもなんだか落ち着かない
零が高校にいるのが当たり前な気がして。
学校で零の姿を見ないと不安になる。
確か…零が卒業したあともこんな感じだった。
無意識のうちに調理室で零を待ってる俺がいて。
バカみたいだと思っても探さずにはいられなくて。
あぁ…俺、どんだけ零のこと好きなんだろうか
ハンドルを握りながらそんなことを考える