【続】ねぇ…先生。。
心の中で一生懸命叫んでいると零はこちらに気づいたらしく
嬉しそうな顔をして俺の元へ走って来た。
以心伝心…だな
嬉しい反面、イケメン君に妬いている俺
格好悪ぃ……
「せんせっ!迎えにきてくれたの?!」
俺は零の頭を撫でながら頷く。
零の後ろにはイケメン君がいて。
目が合う
『初めまして。
俺、春日 亮二(カスガ リョウジ)です
零と同じ学部の4年です
零の…彼氏さんですよね?』
『春日亮二』
俺の頭に直ぐさまインプットされる。
俺は作った笑顔を顔に浮かべ
『朝倉秋平です
高校の教員やってます
で、零の彼氏』
自分でも思う
大人げない…って。
零はきっと分かってる
さっきから俺の顔を見てニヤニヤ笑ってる
最近の零はちょっと生意気で。
俺のヤキモチをすぐに見破ってしまう