【続】ねぇ…先生。。




第二関門は…クラスのみんなと仲良くなれるか。


これ…1番、自信ないんだよね…



『じゃあ次の授業の準備して、待ってるように。

西城先生は後ろの席に座ってて』


伊藤ちゃんが出て行ったあと、後ろの空席に座る。



「ねぇ!先生!!」


先生と言う響きに違和感を感じながら返事をする。


私に話しかけてくれたのは目がクリクリとした可愛い女の子。



「先生って西城、って名字だよね?」



「うん、そうだよ?」


いつの間にか私の机の周りにはたくさんの生徒がいて。

と、言っても女の子ばかり。



「もしかして…浩介先生と親戚?」



「あ…うん、まあそうだよ?」


言っていいのか分からないけど、いずれバレてしまう気がして認めてしまった。



「マジで?!やっぱりそうだったんだぁ!!
なんか雰囲気似てるなぁ~と、思って!

あ、あたし…真希(マキ)って言うんだ!
よろしくね?零先生!!」


真希ちゃんはとても大きな声で喋るのでクラスのみんながよって来た。



『浩介先生と親戚ってマジ?!』


と、言う男の子の声も聞こえるし



「似てる!兄妹じゃない?!」


と、言う女の子の声も聞こえる。




『おらぁ~!お前ら何してる?

チャイム鳴っただろうーが!
席着けよ!!』







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