【続】ねぇ…先生。。

「絶対ウソだよ～

先生の目、怖かったもん」


ほら、やっぱり

零にバレてる。



『だから違うって。

それより亮二くん、いい人みたいだな』


話を逸らす

いや…逸らせていないのか?



「亮二、いい人だよ」



零、分かってるのか?

お前のそんな些細な一言でも俺が傷ついてること。


きっとお前は知らないよな


俺が実はものすごく、ヤキモチ妬きなのを。




家に帰るまでの会話はぎこちなくて。


亮二と零が友だちだと言うことも

零が亮二にその気がないことも


分かってる

分かってるのに、いつも通りを装えなかった



でも零はそんな俺に触れなくて。


これでよかった気もするけど

胸が空っぽになった気もした