【続】ねぇ…先生。。





『零と仲の良い男に会ったんですよ

名前は亮二って言うんですけど…


そいつ、絶対零のこと…好きなんですよね~…』

隣の水谷先生は途中、俺からパソコンへと視線を変えた



「そんなの…仕方ないですよ」


へ?と、変な声が出る。

なんで仕方ないなんて冷たいこと言うんですか?



「だって零ちゃん、可愛いじゃないですか

きっと、大学でモテモテですよ


高校生の頃は…まだ色気とかなかったですけど最近は色気ムンムンですよ

誰かさんのせいで」


横目で水谷先生に見られる



色気ムンムン…?

って、そこじゃなくて、大学でモテモテって…


ヤバイじゃないか!!!

ライバルは亮二だけじゃない可能性大だ…




「ま、大丈夫ですよ

今までこんなのたくさんあったじゃないですか」


まあ…水谷先生の言う通りなんですけど…

ついこの間だって教育実習最終日に生徒に抱きしめられてたし?


零…隠れてモテるんだ

優しすぎるからさ。






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