【続】ねぇ…先生。。
『しゅーへい!こっちだよ!こっち!!』
ガヤガヤとした飲み屋に入ると奥の方のカウンターの席に祐司の姿がある
もう酔っているのか頬がほんのりと赤みを帯びていた。
さっきの電話は
『久しぶりに一緒に飲もうぜ!』
と、言うお誘いの電話
零もいないし…
ってな感じで俺は今、ここにいる
『零ちゃんは良かったのかよ?』
『大学の友だちと飲みに行った』
生ビールが運ばれてきて俺は一気呑み
うめぇ~…!!
やっぱビール最高だ!
『ずいぶんと今日は荒れてんな』
祐司はニヤニヤと笑っていて。
あぁ…ムカつく
祐司、昔っから勘だけはいいんだよ
だから俺が何かに悩んでいることも多分、気づいてる
どうしてこうも俺の周りには勘のいいヤツばかりいるんだ…!?