【続】ねぇ…先生。。
『大丈夫だよ、零ちゃんは。
逢ったことないけど、秋平にベタ惚れだと思うし
ってか、質問していい??』
俺の悩みに二言で済ませた祐司
話したのが間違いだったか…??
『美希とキスしたこと、零ちゃんに言ったのか?』
美希とキス…
美希とは高校からの付き合いだった。
ただアイツの浮気が原因で大学卒業目前で別れた。
それなのに美希は俺が好きだと言った
そのときちょうど、俺は零と別れたばかりで。
でも美希を受け入れるつもりはなかった。
それなのに美希は俺に無理矢理キスをした。
って、なんで祐司はそのこと知ってるんだ…??
『美希がさ、言ってたんだよ
あの日…真夜中に電話がかかってきてさ。
アイツ、泣きながら俺に謝ってんの。
謝る相手は俺じゃないのに。
「秋平のキモチ…分かってた
私が何したって何も変わらないこと…分かってた」
って、美希…言ってたんだ。
そりゃあやり過ぎだと思ったけど
美希のキモチも少しは理解してやれよ?
つっても~アイツ、彼氏できたんだけど』
クククッと笑う祐司
そして最後に零ちゃんに言ったの?
と、一言。