はっぴーえんど。
それから、カフェに入ってのんびりと時間を潰した。

「そういえば、樹くんはいつからバスケ始めたの?最後に会っときは小学生だったけどやってなかった…よね?」

小さく首をかしげた。

「うん、転校してばっかりの時は会えなくて寂しかったから…。」

「そなんだね。でも、今はいつでも会えるし…!寂しくなったら言ってね!」

知ってる。
彼女は俺を自分に重ねている。
…だから、俺が悲しむのを自分の事のように悲しむ。

それでもいい…。
なんともおもわれてなくてもいい。
俺だけが君を独占できるなら………。
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