はっぴーえんど。

「じゃじゃーんっ。じゃがいもとお肉があったので肉じゃがにしましたっ！…勝手に圧力鍋借りちゃった…。」

鈴は嬉しそうに駆け足でお皿を運んできた。
俺の家はアパートだから鈴の料理する姿が見れて目の保養にもなる。
一人暮らしにして正解だったな…。

「危ないよー。」
俺は皿を運ぶのを手伝いながら笑う。


「んーっ。おいしいっ。」
君は嬉しそうに頬に手を当てる。
「鈴は幸せそうに食べるね。」
鈴は恥ずかしそうに下を向いた。
「ご、ごめん…最近1人でご飯食べてたから、誰かと食べるの嬉しくって…。」

最近裕太と鈴は話してないから家の付き合いも少なくなってるのかな。

そういうとこ、気遣って俺に言わないとこも鈴らしい。