はっぴーえんど。
「ゆーた?どうしたの?」

私は大人しくソファに座りなおした。

「あー。母さんがクラムチャウダー作ったから食べに来いって。」

「あ、うん!今日はお母さん帰ってこないみたいだし、お邪魔しようかな…。」

「わかった。母さんに伝えとく。じゃあな…」
早口ですぐに電話を切ろうとする祐太。

「うん、すぐ行くね…」

私が通話終了のボタンを押そうとしたときだった。

「あ、まって。今日は……ごめん。………じゃ、ちゃんと来いよ。」

そこで、途切れた通話。
なにがあったのかは教えてくれないけど、勇気を出して謝ってくれたんだよね。
やっぱり、祐太と幼馴染でよかった。
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