はっぴーえんど。
君は悶えるように声を上げると俺に勢いよく抱きついた。

「…ん?どしたの?」
俺は彼女の頭を撫でた。
ああ。本当に愛しい。

「それとね…私、女の子達にヤキモチ妬いちゃった…。私が1番に会いたかったのに…。」

君は上目遣いで俺を見つめた。

「ヤキモチばっかりで…嫌な子になっちゃつた…」

俺は彼女をもう一度きつく抱きしめた。

「ねぇ鈴…。俺にそんなこと言って、襲ってほしいの?」

鈴は顔を赤くして俺の胸に頭を埋めた。

「鈴…キスしたい。」
俺がそう言うと、君は目を閉じ、顔を上げた。
…かわいすぎる。
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