はっぴーえんど。
救急車の大きなサイレンの音が耳から離れない。
横には足が逆方向に曲がったお父さんの姿。

……あれ、私、なんで…。
自分の手のひらを見ると真っ赤な血で染まっていた。

「お、お父さん!?」
お母さんの叫び声が聞こえた。



……ああ。これは、私が犯した罪。
…私がこの家を壊したんだ。

『あなたのせいじゃない。』
そう言っても、お母さんはお父さんを心から愛していた。

『ごめんなさい…』

私は謝ることしか出来ない…。
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