はっぴーえんど。
「うーっ。玲子さんの料理おいしいっ!」

私はクラムチャウダーを口にいれ、右頬を押さえた。

「あら、鈴ちゃんは美味しそうに食べてくれるから嬉しい。」

「俺だってうまそうに食べてるよ。」

「え、祐太、ずっと真顔だよー。」

私はクスクスと笑う。

「微妙な違いがあるんだよ…」
自信なさげに声が小さくなっていく。
そして、祐太も私に釣られるように笑顔を向けた。

「でも、お姉ちゃんもお父さんも帰りが遅いから、鈴ちゃんと一緒に3人で食べれて楽しいわね。」

「ああ。」
小さく、祐太は頷いた。
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