はっぴーえんど。
それから、父は俺を毛嫌いし、11歳の時に私立の小学校から別荘の近くにある小学校に転校させられた。

そんな事情があって、その頃の俺はかなりひねくれてたと思う。

そんな時だった…君に出会ったのは。

変に騒がれるのもめんどくさく、学校には俺の家の会社のことは黙ってもらっていた。

最初はいろんなやつが俺に話しかけてきたけど、転校生の人気なんて1週間で終わる。

当時の俺は長い前髪で顔を隠した大人しいチビだったから、すぐに誰も話しかけてこなくなった。

人なんて信じられるかよ…

早く学校が終わればいいのに…
いつも考えるのはその事だけ。
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