はっぴーえんど。
「先輩ーっ。ごめんなさいーっ!!」
私は大粒の涙を貯めて先輩に謝った。

私は結局20人中5位。
裕太は20人中2位。

「わ、わたし…先輩の衣装が…」

「あわわっ!大丈夫だよ!たしかに3位までしかコンテストには応募出来ないけど。、私の実力不足だったし!」

そんなことない…!
わたしがちゃんと着こなせなかったから…。

「お前が今泣いても何もなんねーだろ。」
裕太はそう言って、私の頬を右手でムニッとする。

「ほうりゃへほ…(そうだけど…)」

「そんなに泣かないで!それに、私は2人がステージ歩くのみてるだけでもたのしかったよ!」

せ、先輩…。


「あれ、鈴、どうした?」
この声は…樹くん?
振り返ると樹くんはまだ衣装のまま。
…優勝したから何かまだあるのかな…?
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