はっぴーえんど。

鈴視点

私の家はごく普通の家庭だった。
お父さんはサラリーマン、お母さんはパートとして近所のスーパに勤務していた。

私はごくごく平凡な子供。
でも、小さい頃からお父さんの趣味のバスケをやっていた。
幼馴染の裕太も私につられるように同じ頃に始める。

私と裕太の目標はお父さんにバスケで勝つこと。

私のお父さんはプロチームにスカウトされるほどの実力だった。
でも、お父さんは家庭のためにとサラリーマンになることを選んだ。

どんなことでも、家族を第1に考える両親だった。

……本当に幸せだった…。
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