はっぴーえんど。
「なにか食べてく?」

「ううん。大丈夫だよ。」

私はいっ君をソファに座らせ、ある程度の準備をする。

時計は7時50分。
そろそろ祐太が来る時間だ…

「待たせちゃってごめんね。祐太もそろそろ来るからいこっか。」

「祐太といつも一緒に登校してるの?」

「うん!小学生の頃からずっと一緒だよー。家も隣だしね。」

「…ふーん。」

このとき、いっくんがあんなことを考えていたなんて今の私は知る由もない。
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