はっぴーえんど。
少し迷ったけど、何とか家までついた。
家に着く頃には夕方になってたけど…。

そっと、玄関のドアを開ける。
玄関には見慣れたお母さんの靴と初めて見る大きな靴。

リビングを覗くとお母さんとお父さんが笑顔で話している。

「お、お母さん…お、お父さん…」

私の姿を捉えた2人は目を大きく開いた。

きっと、2人は私をきつく抱きしめてくれる…
私は心のどこかで期待していた。

でも、やっぱり、現実は残酷で…
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