はっぴーえんど。
「りっちゃんの時の反応と全然違うー。」

「こら、ゆい。後輩いじめんな。」

そういって、入ってきたのは背の高い男の先輩。

「間宮先輩、お久しぶりです。」
祐太は直角に腰を曲げた。
この人は間宮陸先輩、3年生。
間宮先輩はこのバスケ部の部長で、めちゃめちゃバスケがうまい。

「なんか、私と対応違うー。」

…そして、柏木ゆい先輩の彼氏さんでもある。

「はいはい、ゆいのことはほっといて練習始めるか。」
間宮先輩はパンパンと手を叩いて、部員に指示を出した。

「1対1ー。」
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