はっぴーえんど。
「ねぇ、祐太、私たち以外にもスポーツ推薦の人いるんだって!女の子かな?男の子かな?」

時間は7時を回っていた。
雲一つない空にきれいな満月が浮かぶ。

「あー。俺はどっちでもいい。」
あいかわらず、そっけないなぁ。

「そうだね、どっちであろうと仲良くできるといいね。祐太、喧嘩腰はだめだからね!」

「はいはい。俺だって初対面のやつには優しいよ。」

…え?

「樹君の時めっちゃ怖かったよ。」

「……。」
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