はっぴーえんど。
「ああ。悪い。腕、平気か?」

すまなそうに眉を下げた。
…いつもの祐太だ。

「うん、平気だよ!」
少し元気がない祐太のために笑顔で答えた。
「よかった。」

「それと、私、今は好きな人いないよ。祐太が一番好きー。」
やっぱりさみしかったのかな?
私も祐太に彼女できたらうれしいけど少し寂しいもん。

「お前さ、そういうこと軽々しく言うなよ。」

祐太はうつむきながら頭をかいた。

「てれてるー。」
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