★甘い砂糖★sweet sugar
「帰れ」
『駿!!』
二人の声が重なった
あたし今……
呼んだ??
桐嶋 駿はフッとはにかんだ
ドキンッ
こんな状況でもときめいてしまう自分がいる
「中谷、今すぐ帰らないとしらねぇぞ?」
「…………わかったわよ!!駿?あんた忘れたわけじゃないでしょうね?」
忘れた??
何を…………?
「もう縁切ってんだよ。関係ねぇよ」
「のんきな人ね女たちは駿のこと忘れてないから。」
バタンッ
中谷先輩は出ていった
………
なんて言えば言いかわからない
「わりぃ柚梨。話聞いてきれるか?」
『うん………』
駿はソファーに座っておいでと手をふった